RYOMEI卒業生インタビュー

Vol.1 「生活するため」から「人に何かを伝えるため」の仕事へ 本当の好きに気づけた理由とは?

Vol.1 「生活するため」から「人に何かを伝えるため」の仕事へ 本当の好きに気づけた理由とは?

2025年07月31日 13:31


一度は脚本家の夢を諦め、飲食店に就職した北村さん。ここじゃないという気持ちの中RYOMEIの受講が始まりました。最初は脚本家を目指す中で培った文章力や発想力を活かした仕事がいいのでは、と考えますが、なぜかしっくりこず。そんな中ついにこれだ!と思える仕事と巡り会います。果たしてその仕事とは?なぜ気づけたのか?たっぷりお聞きしていきます。


――RYOMEIを受ける前はどのようなご状況だったのでしょうか?


もともと脚本家を目指していたんですが、30歳になる時に迷いが出てきて、将来が見えなくなっていました。一度夢は諦め、家から近かったという理由でカレー屋さんに正社員として就職したんですが、仕事にも人間関係にも馴染めず、「ここじゃないな」という感覚がずっとあって…。接客業の経験もあったし、ここなら受かるかなと正直妥協して選んだのですが、後悔していました。そんな時、一緒に働いていた子が「役者をやりながらバイトしている」ことを知って、「やりたいことをやっている人生」を歩みたいと思い、自分を見つめ直そうと思いました。



――そこから、キャリアコーチングにたどり着いた経緯を教えてください。


転職サイトや転職エージェントも使って転職活動をしていたんですが、紹介される求人が感覚的に合わなくて「これは違うな」と思っていました。転職エージェントではない、キャリアのプロに相談したい、意見が聞きたいと思っていた時、RYOMEIの「35歳から始められるキャリア支援」というキャッチコピーを見つけて、「まだ間に合うかも」と思って無料相談に申し込みました。



――無料相談を受けられてみていかがでしたか?


転職エージェントは自分の希望よりも企業側の都合に合わせている印象がありましたが、RYOMEIの無料相談ではコーチが自分の状態に寄り添って話を聞いてくれているなと感じました。



――どうしてRYOMEIに申し込もうと思われたのでしょうか。


無料相談でコーチと実際に話してみて、「この人なら信頼できるかも」と思えたことが決め手でした。他のサービスも検討しましたが、無料相談の印象や35歳以上から逆転できる、という点からも、最初から第一候補として決めていました。



――実際にキャリア支援が始まってからはいかがでしたか?


最初は生い立ちや過去の経験を深掘りする自己分析から始まりましたが、自分はそういう作業が割と好きだったので、楽しく進めることができました。飲食業で勤務時間も長かったため、最初は仕事と並行して取り組むのが大変でしたが、当時の仕事を続けるつもりはなかったので、途中からアルバイトに切り替えて時間を確保しました。そこからはスムーズに取り組むことができたと思います。



――自己分析を通じて、どんなことに気づきましたか?


自分が自然の中で過ごすことが好きだったということに気づいたことが、一番の収穫だったと思います。一人では絶対に見つけられなかったことですし、丁寧に掘り下げてもらったからこそ気づけたことでした。また、
ぼんやり自覚していた短所を言語化してもらえたのも大きかったです。



――そこから進路をどのようにして決めていかれたのですか?


最初は方向性が見えず、脚本家を目指していた時に培った文章力を活かして、ライターや編集なども検討しましたが、いまいちしっくりこなくて。そんな中、自己分析で自然への関心に立ち返ったとき、コーチから自然学校などの選択肢を提案してもらい、純粋に「やってみたい」と思うことができました。そこから北海道の自然体験施設での選考に応募し、実際に面接を受けたのが最初の実践的な一歩でした。



――印象的だった体験はありますか?


岐阜での自然体験キャンプに参加したことが大きな転機でした。子どもたちと一緒に化石探しに行ったり、川を登ったり、本格的なアクティビティを通じて「これは得がたい経験だな」と実感しました。最初は不安もありましたが、現場での手応えが、「こういう仕事がしたい」という思いに変わっていきました。



――最終的には千葉県の自然学校で働くことを決められましたが、決め手は何だったのでしょうか?

自然の中で働ける環境と、人との関わりがある仕事、という点を軸に考えていましたが、暮らしとのバランスも大事だと思ったんです。岐阜のキャンプ場も仕事は魅力的で、とても悩みましたが、生活コストや車がないと厳しい環境だったので、不安が残りました。最終的には関東圏で、自然体験ができて生活もしやすい場所に決めました。

とはいえこの仕事をしていく以上運転免許は必要不可欠だなと感じたので、実は受講期間中に2ヶ月お休みさせてもらい、教習所にも通いました(笑)。



――実際に働いてみていかがですか?


配属先は仕事量が多いので、毎日ひーひー言いながらやってますが、充実した日々を送っています!デスクワークをこなしつつ、カヌーやキャンプ、プラネタリウムなどの指導やイベント担当を独り立ちに向けて本格的に覚えていく段階に入りました。

給与は前職より上がったわけではありませんが、物価が安く、家賃も抑えられるので全体的なバランスはよくなりました。



――キャリア支援を通じて、どんな変化がありましたか?


一番の変化は、「自信が持てるようになったこと」です。以前はただ「生活のため」に働いていましたが、今は「人に何かを伝えるため」に働きたいと思うようになりました。目の前の課題を一つずつ乗り越えたからこそ、今の仕事にたどり着けた。その経験が、これからの自分を支えてくれると思っています。今はストレスも減って、
自然体験を通じて得られる気づきを、子どもたちやまわりの人たちにも伝えていくことにやりがいを感じています。「これからの生活が楽しみだ」と思えるようになりました。



――今後はどのように進んでいきたいですか?


まずは山岳ガイドなど、アウトドア系の資格を取得し、仕事の幅を広げていきたいと思っています。メインの仕事にするのは違うなと感じましたが、副業でWEBライターや作家業にも興味があります。

また、文化人類学にも興味があるので、タイミングを見て大学で勉強し、研究と実地経験の両方を活かすような働き方を目指したいです。



――最後に、これからキャリア支援を受けようとしている方へメッセージをお願いします。


自分も何度も迷ったし、不安になることもたくさんありました。でも、プロのサポートがあったからこそ、最後まで諦めずに進むことができました。「今よりいい人生にしたい」と思うなら、一歩踏み出してみると、自分の可能性が開けてくると思います。